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SURE’S SUPER TUCK SHORTS

こんばんは。今夜はシュアーの新作、スーパータックショーツのご案内です。

インスタグラムでライブしたり、お裁縫男子のIGTVでご紹介したり、WEB STOREでもご紹介したりと、ブログが一番最後になってしまいました。ちょっと振り返りながら書いてみたいと思います。

現在、好評につき在庫がなくなってしまったため、2回目の生産についてご予約を賜っております。

7/25日まで受け付けておりますので、こちらからご注文ください。よろしくお願いします。

 

さて、それはもう結構思い切った丈で。膝上の絶対領域を意識して作りました。

まずは見た目、形のお話から。ショーツ(短パン)の丈についてですが、僕はもう短いほうがいいのですが、やはり好みは分かれるところかと思います。短いとちょっと恥ずかしかったりしますかね? これくらいのコンパクトな丈感でトライしていただけると、まとまり易くスタイルも良く見えると思います。そしてショーツの丈の次は幅です。そりゃそうだって話ですが、足からどれくらい離すかがポイントです。もちろんタイトにもできるのですがある程度ボリュームのある感じが良くて、ただバギーが過ぎるのもあれなんで、という感じで設計しました。

そしたら、サイズ選びはどうしたらいいんだ?お話

サイズ展開を2サイズ展開にしました。それには理由があってウエストがスーパータック仕様(後述しますね)なので、調整幅が大きいことで両方のサイズ履けちゃうじゃんって方もいらっしゃると思います。そこで幅方向のボリューム感の好みで選んでいただければと思います。(丈方向には総丈で2センチの差があります)バギーが過ぎるのはちょっとって方はM/Lサイズを、バギーがいいぜって方はL/XLでOKだと思います。また、ウエストがジャストで34以上だって方はL/XL一択でお願いします。

スーパータックってなによ?

そうですね、聞きなれないけど、覚えられるようないい名前ですね。これはウエスト部分を縫製するためのミシンの名前です。所謂ジャージを縫うためのミシンで、この岐阜地区にも昔は多くあったとか。ジーパン屋にはあんまりなじみがないミシンだったけど、「誰か持ってないの?」ってローカルネットワークで探しました。昔の話で結局見つからず、全国ネットで探してもらって見つけましたw。そこまでして、、、感がありますが、カットのパンツはウエスト仕様、始末が設備の肝になります。縫製工場のあるあるで、所謂イージーパンツって全然イージーじゃないよねって話です。これでなくてもできるのですが、専用ミシンでないと時間がかかるうえ、仕上がりもいまいち。やっぱり工場を運営する上では根性でなんとかってのは不可ですね。ジャスミン君のリアクションも「おお!これすご!」ってのを期待したいので必須でした。(高かったけど。。。)

スーパータックその2

まあね、専用設計なのと、おおがかり(針は4本で糸7本、大型先引き、ローラー3点、開閉ラッパにシリンダー付)なんで使いこなすまでには時間がかかりましたね。生地やゴムとミシンの相性を探るんですが、それが都度セッティングが必要で、実は今年の年始からずーっと試作をやっておりました。大変アピールは好みではないのですが、いろんな素材や仕様をテストした結果、最後の最後に型紙変更で全部やり直しなんてことにも、工場のメンバーが付き合ってくれたので、この場を借りてありがとうって伝えておこうと思います。

シュアーのらしいショーツ

シュアーらしいってなんだろう?スーパータック問題で没サンプル連発の暗黒時代に考えました。そんなことより、かっこいいかどうか?が最もたる答えですが、なにか新しいプロダクトを企画するときには、分かりやすく言ってしまえば設定が存在します。それはきっとオーバーシンキングで、ゆえにお客様がオイテケボリ感が否めませんが、どうしてもここが最高に楽しく、シュアーには必要です。それで本題の、らしいショーツは先ず、コットンでいきたいと。そしてもうひとつ、60年代以降始まったメーカーとブランドが分かれていく時代に、L社の製品をC社が作ってるなんて話も加えようと。スウェットが評判のSUREに最近話題のP社発注しました。ってことがもしもあったとしたらという設定で、らしく仕上げることにしました。素材が変わると縫い仕様が変わるのは先述の通りですが、ちょっとしたパーツ(今回はアイレットヒモ通し部分)を加えたり、インナーをなくしたり、二つのアイデンティティーを失わず昇華させるように…なるほど!やそうなんだーくらいで思っていただけると幸いです。

最後に

今回の発売後、大変好評をいただきましてありがとうございます。すぐにお渡しできなかったお客様すみません。ご予約いただきましたお客様ありがとうございます。十分な在庫を揃えてご案内ができるのが本来はいいのかと思いますが、予測がなかなか難しいのが正直なところです。とはいえご好評いただいているはとてもうれしく、可能な限りお答えしたいと思います。毎度の絶賛縫い中ですがこれからも応援していただけると嬉しいです。

7/25日までご予約賜りますのでご注文はこちらからお願いします。