Who did it!? A tribute to good sense
誰だ?こんなことしたのは!?
今夜はどこかのお裁縫男子が作ったリメイクスウェットのお話。
どこで買ったか忘れちゃったけど、見つけた時はウフフでした。着れる着れないなんて関係なしで手に入れました。
だってさ、
もうなんてセンスなんだ。いわゆるリメイクなんて言ってしまえはそれまでですが、オフホワイトにネイビーのボーダー。ルーツにIVYも感じる好配色で育ちの良さも感じます。
これを作った誰かは、きっと、いつか、どこかのお裁縫男子で、ハサミを入れるときは勇気が要ったと思うんだよね。着丈が短くなっちゃったスウェットを輪切りにして繋いじゃおうなんて、そうそう思いつきませんね。
切っちゃったら戻れないわけで、それでも破壊的ではなくてちゃんと完成させた。そして、こそっとポケットを付けちゃうあたりが、控えめなテクニックアピールで、最終ミシンが入んないから手縫い!なんて。サイコーです。
ちょっと大げさだけど、どこかいつかのお裁縫男子と僕たちお裁縫男子には共通言語みたいなものがあって、ジャスミンと盛り上がりました。
J これ普通ですか?
P 普通じゃない。
J 生地切れちゃってますけど…
P たぶん普通針で縫ったんだろうね。
J ロックミシンかかってない…
P Pilgrimの前Vを輪切りにする時点でRockだね。
J ポケットついてるじゃないですか!
P めっちゃ悩んだ跡があるねw
J ここ手縫いっすよ!うーんとこの順番じゃこうなりますね。
P 奥ゆかしいじゃん。きっとポケットっていうアイデアはあって、でもどうにかこそっとしたいっていうさ。
J でも袋布はグレーにするあたり、もうどっちナンスカw ポケTEEにポケクルーをねじ込んできたw ところでちょっと着てみてくださいよ。
P おお、そだね….どう?
J イイじゃないですか?意外と爽やかに見えますよ。
P 意外ってなんなん?
J 戸谷さんが着てもって意味ですw これシュアーで作りません?
P いいね。やろう!
J 僕たち、誰か知らないけどこれ作った人の完全再現できると思うんですよ。オジサンも爽やかに見えるし。
P も は余計だろw
というわけで、お裁縫男子も絶賛の誰かが作ったグッドセンスなスウェットをシュアーで作ることにしました。いつもはね、ビンテージからプロダクションスペックをなぞるように作ったりするのが楽しいのですが、今回は完全個人。そのセンスと勇気に乾杯!ってお話です。
きっとかっこいいのを作ろうとしたんだよね。僕たちもベストオブベストのスウェットで応えたいと思います。
お楽しみに―――
それでは、また。
戸谷より